冬休みがスタートした12月26日。
commonでは日替わりでワークショップを開催。
最初のワークショップは「ビリビリ静電気で大実験」。
バチっとなるあの静電気の性質を使った様々な実験にチャレンジしました。
最初は静電気がどんなものかを確認します。
バチっとして痛いイメージの静電気ですが、どんな時に静電気はできるのか、
どんなものだと静電気ができやすいのか、身の回りのものや事象を頼りに確認。
日常生活で意識しなかったことを改めて振り返えると、たくさんの気づきがあります。
まずは静電気を作ってみるところから。
セーターを着ていると静電気が起きやすい、ということからも分かるように、静電気が起きやすい条件というものがあります。
何と何をこすると静電気ができるのか、commonにあるたくさんのアイテムを使って確かめていきます。
そしてベストの組み合わせを見つけたら、次の実験に向かいます。
次に行ったのは、風船とビニールのひもを使った、ふわふわ浮かぶ不思議な実験。
ビニールひもと風船に静電気をためると、その反発する力でひもを浮かべることができます。
その不思議な様子に興味津々の子どもたち。
はじめはなかなかうまくいかない中でも、徐々にコツをつかんで、浮かべることに成功すると大喜び。
静電気が徐々に好きになってきたようです。
さらに実験は続きます。
静電気を貯めた風船を蛇口から流れてくる水に近づけてみると・・・なんと水が曲がります!
その不思議な光景に「僕もやる!」と大はしゃぎ。
まるでマジシャンになったかのようにみんな次々と成功させていきます。
そして最後に大実験。
静電気はその名の通り「電気」。
では明かりをつけることができるのか、ということで蛍光灯を光らせる実験に挑戦します。
暗闇で静電気をためた風船を蛍光灯に近づけると一瞬光ります。
「あ、光った!」
と感動するとともに、苦労して作った静電気でもほんの一瞬しか光らないことから、
発電の大変さを感じることができました。
このワークショップの最後には電気の性質について、プラスとマイナス、反発する力、
蛍光灯の仕組みなど、知識となる部分もきちんと押さえてから終了となりました。
冬場に身近に起きる現象を起点として、興味も持ちやすいテーマの今回のワークショップ。
終わった後も自分で実験する子、使った風船を使って遊びを始める子など、
これをきっかけにして活動がどんどん広がっていきました。
commonで大切にしている「遊びは学び」をまさに体験することができる貴重な2時間でした。