「お正月」といえば、みなさんは、何を思い浮かべますか。
子どもたちからは、「おせち」や「お年玉」「凧揚げ」といったものが、あがりました。
民間学童commonでは、冬休みも残りわずかとなった1月5日、
「作るときもクルクルこま!?~じぶんだけのオリジナルこまを作ろう~」
というこまのワークショップを行いました。
「こま」を漢字で書ける?この漢字にどんな意味があるか?
なんで正月遊びなのか?こまって何年前からあるの?海外にもこまはあるのか?
といった豆知識をクイズで楽しみました。
想像以上に昔からこまがあることに、
子どもたちは、「ええー!」と驚いたり、
中には、「噓だ!」という子まで。
クイズの後は、さっそくこまづくり!
作り方は、割り箸に画用紙をクルクルと巻きつけるだけ!
と簡単に思えますが、これが意外と難しい。
巻きつけている途中で、伸びてしまったり、緩くなってしまったり、
子どもたちも最初は苦戦していました。
そんな様子を見守っていると、セロハンテープを使って画用紙を途中で止めたり、
またある子は、机に置いてローラのように転がして巻いてみたり、
子どもたち自身が考えて、実践している姿がありました。
より長く回るこまにするために、
「(画用紙を)もう1枚巻こうかな」
「(割り箸を)短くしてみたい!切ってもいい?」
とこまを回しては、考え、実践しながら調整するというサイクルを自然に行っていました。
これには、大人も「次はどうするのかな?」と楽しみが膨らみます。
割り箸のこまが作り終わると竹串にも挑戦!
竹串のほうが、細いため巻きつけるのが、さらに難しくなります。
割りばしの時と同じように上手につくる方法を自ら考え作業していました。
また、やすりで先端を削ることで、より長く回ることに気づいた子どもは、
一生懸命やすりで先端を削っていきます。
やすりも、バランスよくかけなければ、回らなくなってしまうため、
削っている表情は真剣そのもの。
こうして2個目、3個目のこまを作り、どれが一番長く回るか比べました。
中にはうまく回らないものもありましたが、なぜうまくいかなかったのか?
ということも、また学びです。
今回のワークショップでは、こまを長く回すために、
「思考力」「行動力」を発揮し、試行錯誤する姿を見ることができました。
時には、思うようにならないこともあります。
そんなとき、子ども同士で協力したり、自分とは違う考えを知ることで
感性が磨かれ、子どもたちの世界が広がります。
今回の経験が学びに繋がっていくことが、私たちの喜びです。