2024年、commonは地域連携で多くの皆様とコラボさせていただきました!
今回は、夏休みのワークショップでお越しいただいた江戸川学園取手中・高等学校のコラボをご紹介いたします。
commonでは、地域と共にコミュニティを育む連携を実施していきたいと考えています。commonの大切にしている考えである「試行錯誤」「大人の背中」「多様な視点」などを、地域の皆様と共に実践することで、人が集まり育つ社会づくりを目指しています。この度ご縁があり、同校科学部の皆様による実験教室を3日間開催いたしました。
1日目は「光る暗号をつくろう」「タネコプターバズーカをつくって飛ばそう」
光る暗号づくりでは、蛍光増白剤入りの洗剤を活用して、紙にメッセージをしたためました。お題は「この夏楽しみなこと!」。ブラックライトを当ててみると文字が浮かび上がり、一同大盛り上がりでした!
タネコプターとは、植物の種子が飛散する姿をモデルとしたおもちゃです。風船と紙コップのお手製バズーカでタネコプターを飛ばすと、くるくると落下していきます。タネを重くした方が飛ぶのか、軽い方が良いのか、試行錯誤しながら工作しました。
2日目は「空気砲をつくって遊ぼう!」「消える絵を描こう!」
空気砲は、生徒の皆さんと共に空気砲をバズーカ状に仕立て、ゲームにチャレンジ!的当てや射的、ボール転がし風のゲームで遊びました。上手くコツをつかんだようで、ワークショップ後の午後も遊んでいる子が多くみられました。
消える絵では、油性ペンとチャック式ポリ袋を使い、光の屈折によって見る角度では絵が消えて見えるような、不思議な絵を作りました。原理の屈折は子どもにとって難しいですが、遊びながら体験できる良い機会となりました。
3日目(最終日)は「葉脈標本をつくろう」「化石レプリカをつくろう」
葉脈標本では、事前に煮た葉っぱを使い、歯ブラシや割りばしを使って葉肉を落とし標本づくりを行いました。子どもたちは上手に葉肉をはがすことが出来、大人を驚かせていました。
化石レプリカでは、本物の化石から取った型を使い、紙粘土でレプリカづくりにチャレンジ。後半はレプリカを観察しながら、生き物の進化の過程を考えました。
生徒の皆さんは1学期から予備実験を繰り返し、直前までcommonの子ども達が楽しめるように調整を重ねました。
当日は、スライドを使ってクイズなども織り交ぜながら、実験の手順や仕組みを分かりやすく解説。
子ども達は少し年上のお兄さんお姉さんが優しく接してくださる姿に「かっこいい!」と憧れを抱いていました。
commonが大切にしている考えである「試行錯誤」や「大人の背中」を感じられた3日間となりました。
実施後には、子ども達と保護者の皆様にアンケートを実施しました。
子ども達からは「また来て欲しい!」「楽しかった!」、保護者の方からは「家でも葉脈標本を再現しようと実験の続きを行っていた」「いただいたバズーカが壊れるくらい遊び尽くしていた」というお声をいただきました。
commonでは今後も、地域の皆様と相乗効果で「楽しい!」を生み出していく連携を実施予定です。お楽しみに!
ラーニングプランナー 髙橋