今回は、冬休みWSにてコラボした茗溪学園高等学校の実験教室についてご紹介いたします!
commonでは、地域連携を通じてコミュニティを築き、そこで「学びの体験」を生み出すデザインをしていきたいと考えています。commonが大切にしている試行錯誤を地域の皆様と共に実践していくことで、人が集まり育っていく社会づくりを目指しています。
その中で、この度茗溪学園様とご縁があり、commonにて冬休み実験教室を開催する運びとなりました。お越しいただいた生徒の皆さんは、茗溪学園のIBディプロマコースに通われています。本実験教室は、このIBディプロマプログラムの取り組みとして実施致しました。
1日目は「尿素ツリーでオーナメントづくり」「スライムづくり」
尿素のツリーでは、尿素・洗濯のり・中性洗剤を用いて、結晶化させオーナメントを作ります。生徒さんと子ども達が一緒に混ぜる回数を数えながら、オーナメント液を作成。ゆっくりと結晶化する姿に子ども達も興味津々でした。
スライムづくりは、ホウ砂を少しずつ入れてオリジナルの柔らかさを追求。絵具で好きな色も付けていきます。子どもも大人もわいわい楽しみながら、スライムを作成しました。
2日目は「ペーパークロマトグラフィー」「肺の模型作り」
ペーパークロマトグラフィーでは、ペンのインクの性質を応用してコーヒーフィルターに絵を描きました。水性ペンで描いた紙へ水を吸わせることで、インクの色素が分離し様々な色が出てきます。水性と油性ペンのしくみを楽しみながら学びました。
肺の模型作りでは、横隔膜と肺の関係を、ペットボトルと風船で疑似体験。横隔膜が下がると肺が膨らみ、上がると肺が縮む仕組みを、視覚的に分かりやすいおもちゃにしました。生徒の皆さんの力も借りながら、一生懸命風船を膨らませ完成できました。
生徒の皆さんは11月にcommon timeを見学し、事前に子ども達の様子やcommonのカリキュラムを知った上で、子どもたちとどんな活動をしたいかを考えながら実験教室の流れを考案しました。
また、準備期間ではcommonスタッフとメールやオンライン会議で打ち合わせを重ね、生徒主体で準備を進めていきました。
実験教室の当日、commonの子どもたちは楽しんで実験に参加!実験教室が終わった後も、生徒さんと一緒に延長して追加のスライムを作る子や、肺の模型で遊ぶ子ども達の姿が見られました。生徒の皆さんの丁寧にそして親切に接する姿に、子ども達も親近感や尊敬の気持ちが芽生えたことでしょう。子ども達が、生徒さんをきらきらとした眼差しで憧れのお兄さんお姉さんとして見ている姿がとても印象的でした。
生徒の皆さんで子ども達の発達段階やcommonの様子を踏まえて、実験手順を試行錯誤したことで、commonが大切にしている「遊びながら学ぶ」体験を一緒に創り上げることができました。
